選び方・基礎知識

ウォーターサーバーのお湯は何度?温度の公表値を比較

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最終確認日:2026-08-01(本記事に載せた温水・冷水の温度は、同日に各社公式サイトの仕様ページで確認した公表値です。料金は各機種のレビュー記事と同じ数値で、取得日は本文中に併記しています)

※当サイトはいずれの機種も実機検証前です。本記事は各社公式サイトの公表情報に基づいています(実機検証前)。実際に出てくるお湯の温度は、使用状況・設置環境・連続使用の有無によって変わります。

「ウォーターサーバーがあればカップ麺もすぐ作れる」と思って契約したら、麺に芯が残った。「夜中のミルク作りが楽になる」と聞いて置いたら、エコモードにしていて温度が足りているのか不安になった——ウォーターサーバーのお湯の温度は、契約前にはあまり注目されないのに、使い始めると毎日効いてくる項目です。

やっかいなのは、温度は機種ごとに10℃以上ちがうのに、比較サイトの一覧表では省略されがちなことです。しかも公式が温度を公表していないメーカーもあります。この記事では、各社公式サイトに書かれている温度だけを集めて横並びにし、「その温度で何ができて、何ができないのか」を用途別に整理しました。


まず結論:温水は80〜90℃台。100℃のお湯は出ない

先に要点をまとめます。

  • ウォーターサーバーの温水は、今回確認した範囲では約80〜92℃沸騰したお湯(100℃)が出る機種はなかった
  • 粉ミルクの調乳で目安とされる70℃以上は、通常モードならどの機種でも満たす。問題になるのは後述のエコモード時
  • カップ麺は不利。日清食品グループ公式は「熱湯=沸騰しているお湯」とし、95℃以下設定のポット保温湯ではめんがうまく湯戻りしないと案内している
  • エコモード(省エネモード)にすると温水は70〜75℃まで下がる。エブリィフレシャスとフレシャスはこの数値を公式に公表している
  • **90℃台が出るのは、ウォータースタンド ピュアライフL(約92℃)・アイコン(約90℃)、フレシャス Slat のリヒート(約90℃)**など一部
  • 温度を公表していないメーカーもある(今回はクリクラの温度を公式で確認できなかった)

つまり、「ウォーターサーバーのお湯=やかんのお湯」ではありません。ここを最初に知っておくと、期待とのズレが起きにくくなります。


機種別の温水・冷水温度(各社公式の公表値)

当サイトがデータを持っている機種について、公式サイトの仕様ページに書かれている温度をそのまま並べました(すべて2026-08-01確認)。

機種タイプ温水冷水温度に関する特記
ウォータースタンド ピュアライフL浄水型(給水型)約92℃4〜8℃今回の確認範囲で最も高い。常温水は「室温により異なる」
ウォータースタンド アイコン浄水型(水道直結型)約90℃/約80℃/約70℃5〜8℃温水を3段階から選べる。常温水タンクなし
Locca litta浄水型(給水型)約87℃約5℃エコモードはあるが、その時の温度は非公表
ハミングウォーター flows浄水型(給水型)80〜90℃6〜10℃エコモード時の温度は非公表
エブリィフレシャス tall/mini浄水型(給水型)80〜85℃5〜10℃**ECO温水 約70〜75℃**を公表。tallは常温水あり
フレシャス Slat宅配水型(天然水)80〜85℃5〜10℃**エコ70〜75℃/リヒート約90℃**を公表
コスモウォーター smartプラス宅配水型(天然水)80〜90℃6〜10℃エコモード時の温度は非公表
プレミアムウォーター スリムサーバー4宅配水型(天然水)約85℃約6℃再加熱機能の記載は確認できず
アクアクララ アクアファブ宅配水型(RO水)80〜90℃5〜12℃省エネモード時の温度は非公表
クリクラ 省エネサーバー宅配水型(RO水)未確認未確認公式ページで温度の記載を確認できなかった

表を見ると、タイプ(浄水型か宅配水型か)で温度が決まるわけではないことが分かります。浄水型の中にも92℃のピュアライフLと80〜85℃のエブリィフレシャスがあり、その差は約10℃です。温度で選ぶなら、タイプではなく機種単位で見る必要があります。

なお当サイトは、公式に書かれていない数値は載せません。クリクラのように公表が見つからない場合は「未確認」と正直に書きます。他サイトの一覧表で出典なしの温度が並んでいる場合は、比較の材料にしないことをおすすめします。


用途別に「何℃必要か」を先に決める

温度は高ければよいというものでもありません(電気代が上がり、やけどのリスクも増えます)。自分の用途に必要な温度を先に決めるほうが確実です。

粉ミルクの調乳:70℃以上が目安

厚生労働省は、WHO・FAOによる「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」の邦訳を公表しており、調乳には70℃以上のお湯を使うことが推奨されているとされています。これは細菌のリスクを下げるための目安で、「温かければよい」ではありません。

通常モードの温水(80〜92℃)であれば、今回の全機種が70℃以上を満たします。 注意が必要なのは、次に説明するエコモードのときだけです。

赤ちゃんの健康・安全に関わる判断は、かかりつけの医師・助産師・保健師にご相談ください。本記事は医療的なアドバイスではありません。 調乳全般の注意点は赤ちゃんのミルクにウォーターサーバーは使える?にまとめています。

カップ麺:ウォーターサーバーは苦手な用途

ここははっきり書いておきます。カップ麺はウォーターサーバーが得意な用途ではありません。

日清食品グループの公式FAQでは、調理方法に書かれている「熱湯」とは沸騰しているお湯を指すと説明されており、ポットの保温湯(95℃以下設定)ではめんがうまく湯戻りしないと案内されています(2026-08-01確認)。ウォーターサーバーの温水は最も高い機種でも約92℃なので、この「95℃以下」に当てはまります。

食べられないわけではありませんが、パッケージ表示どおりの時間では硬めに仕上がりやすくなります。カップ麺を毎日食べる人が、それを主目的にウォーターサーバーを選ぶのはおすすめしません。 どうしても兼ねたい場合は、90℃台が出る機種か再加熱機能つきを選び、待ち時間を長めにとる運用になります。

コーヒー・お茶・カップスープ:80〜90℃で十分足りる

インスタントコーヒーや緑茶、カップスープは、むしろ沸騰したてより少し落ち着いた温度のほうが扱いやすい飲み物です。この用途なら通常の80〜85℃で困る場面はほとんどありません。

ウォーターサーバー | お湯の温度

温度帯ごとに、この用途は足りる?

各社公式の公表値をもとに、用途別の向き不向きを整理しました

粉ミルクの調乳(70℃以上が目安)カップ麺(熱湯指定)コーヒー・お茶・スープ
エコモード時 70〜75℃ エブリィフレシャス・フレシャスの公表値 目安は満たすが下限に近い × めんが湯戻りしにくい ぬるめに感じやすい
通常の温水 80〜85℃ 多くの機種の標準的な温度 余裕をもって目安を満たす 沸騰湯ではなく硬めに仕上がりやすい そのまま使いやすい
高温タイプ・再加熱 約90〜92℃ ピュアライフL 約92℃/Slat リヒート 約90℃ 余裕をもって目安を満たす 沸騰湯ではないため時間を長めに 熱めに使える
  • ※温度はいずれも各社公式サイトの公表値(2026-08-01確認)。実際の吐出温度は使用状況で変わります
  • ※日清食品グループ公式は「熱湯=沸騰しているお湯」とし、95℃以下設定のポット保温湯ではめんがうまく湯戻りしないと案内しています
  • ※調乳の可否や安全性の判断は、かかりつけの医師・助産師にご相談ください

みずくらべ


エコモードにすると温度は下がる(電気代とのトレードオフ)

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい点です。

多くのウォーターサーバーには電気代を抑えるエコモード(省エネモード)がありますが、その仕組みは「温水の保温温度を下げる」ことが中心です。つまり、電気代を下げると温度も下がります。

数値を公式に公表しているのは、今回の確認範囲では次の2社でした。

  • エブリィフレシャス(tall/mini):通常の温水は80〜85℃、ECO温水は約70〜75℃
  • フレシャス Slat:通常モード80〜85℃、エコモード70〜75℃、リヒートモード約90℃

エコモード時の70〜75℃は、調乳の目安である70℃以上を満たしてはいますが、下限にかなり近い水準です。 実際の吐出温度はタンクの状態や連続使用で変動しうるため、調乳に使うならエコモードを解除して通常の温水で使うほうが、余裕をもって条件を満たせます。

逆に、コーヒーやお茶が中心の家庭であれば、エコモードのまま使って電気代を抑える判断も合理的です。「温度を取るか、電気代を取るか」は用途で決めるべき項目で、どちらが正解とは言えません。

なお、Locca・ハミングウォーター・コスモウォーター・アクアクララはエコモード(省エネモード)の搭載自体は案内されていますが、その時の温水温度は公式に公表されていませんでした(2026-08-01確認)。この場合、「エコモードにすると調乳に足りるのか」は事前には分かりません。調乳目的で契約するなら、この点を申し込み前にメーカーへ確認することをおすすめします。

機種ごとの電気代そのものはウォーターサーバーの電気代の実際|確認済み公表値を横並び比較にまとめています。


90℃台が出る機種・再加熱できる機種

「温度が足りない」で後悔しないための選択肢を、公式の公表値がある機種から挙げます。

温度を数値で公表していて、ECO時の温度も分かる:エブリィフレシャス

通常の温水80〜85℃、ECO温水 約70〜75℃という両方の温度を公式に公表している数少ないメーカーです。「エコモードにしたら何℃になるのか」が事前に分かるのは、調乳で使う家庭にとって実用的な情報です。冷水は5〜10℃、tallには常温水もあります。

水道水を注ぐ給水型なので、水代は0円(+水道代)。tall の月額トータルは**3,701円(税込・+水道代)で、内訳はレンタル料3,300円+電気代401円(電気代は公式公表値・取得日2026-07-12)。ただしサーバー設置後または交換後3年未満の解約で40,000円(不課税)**の解約金がある点は必ず確認してください。

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エコモード時の温度まで数字で確かめてから決めたい人はこちら。

浄水型ウォーターサーバー「エブリィフレシャス」公式サイト

※月額の内訳や解約条件はエブリィフレシャス tall のレビューにまとめています。

必要なときだけ約90℃にできる:フレシャス Slat(リヒート機能)

普段はエコモードで電気代を抑え、必要なときだけ約90℃に上げられるのが、今回の確認範囲でリヒート(再加熱)機能を公式に公表していた Slat です。通常80〜85℃/エコ70〜75℃/リヒート約90℃と、3つの温度が公式に明記されています。

「普段はお茶、ときどき熱いお湯が欲しい」という使い方に、いちばん素直に合う構成です。天然水の宅配水型なのでボトル交換は必要ですが、下置きでボトルを持ち上げずに交換できます。月額トータルは5,579円(税込・24L換算)、内訳は水代4,199円+レンタル料990円+電気代390円(取得日2026-07-12)。ただしこの電気代390円は公式が「エコ機能使用時」として公表している値なので、リヒートを多用すればここより上がると考えるのが自然です。こちらも**3年未満の解約で40,000円(不課税)**の解約金があります。

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普段は省エネ、必要なときだけ熱いお湯にしたい人はこちら。

天然水ウォーターサーバー「フレシャス Slat」公式サイト

※月額の内訳や解約条件はフレシャス Slat のレビューにまとめています。

標準で最も高い温度:ウォータースタンド

今回確認した中で温水が最も高かったのは ピュアライフL の約92℃でした。水道直結型のアイコンは約90℃/約80℃/約70℃の3段階から選べるため、「ミルクのときは70℃、お茶のときは90℃」といった使い分けができます。温度そのものを重視するなら有力な選択肢です。

温度と設置条件(水道直結の工事可否・対応エリア)を確認したい人は、ウォータースタンド公式サイトで調べられます。プランによって解約金が大きく変わるため、解約金なし・縛りなしの機種比較もあわせてご確認ください。


温度が公表されていない機種もある

正直に書いておくと、全機種の温度が分かるわけではありません

今回、クリクラについては公式サイトのサーバー紹介ページ・料金ページを確認しましたが、温水・冷水の温度の記載を見つけられませんでした(2026-08-01時点)。また、Locca・ハミングウォーター・コスモウォーター・アクアクララは通常時の温度は公表しているものの、エコモード時の温度は公表されていません

これは「その機種が悪い」という話ではなく、メーカーによって仕様表に載せる項目が違うというだけのことです。ただし利用者からすると、公表がない項目は事前に比べられません。温度が決め手になる人は、申し込み前にメーカーの問い合わせ窓口で確認するのが確実です。


よくある質問(FAQ)

Q. ウォーターサーバーのお湯で沸騰したお湯(100℃)は出せますか?

今回確認した範囲では出せません。 最も高い機種でも約92℃です。熱湯が必要な場面(カップ麺の表示どおりの調理など)では、ケトルややかんを併用することになります。

Q. エコモードのままでも粉ミルクは作れますか?

公表値で見ると、エブリィフレシャスのECO温水は約70〜75℃、フレシャス Slat のエコモードは70〜75℃で、調乳の目安とされる70℃以上は満たしています。ただし下限に近いため、調乳に使うならエコモードを解除して通常の温水を使うほうが余裕があります。安全に関わる判断は、かかりつけの医師・助産師にご相談ください。

Q. 温度が高い機種のほうが電気代も高くなりますか?

一概には言えません。 電気代は保温温度だけでなく、断熱構造・省エネ機能の作り・使用量でも変わります。実際、温水が約92℃と高いウォータースタンド ピュアライフLの電気代の公表値は月462円(節電モードLv2・冷水18L温水18L使用時)で、80〜85℃のエブリィフレシャス tall の401円と大きくは離れていません。温度と電気代は別々に見るのが正確です。

Q. 小さい子どもがいる場合、温度が高い機種は危険ですか?

温度が高いほどやけどのリスクは上がるため、チャイルドロックの方式(ボタン式・2段階操作など)を必ず確認してください。温度を下げられる機種(ウォータースタンド アイコンの3段階など)なら、温度そのものを調整して対処する手もあります。詳しくは子どものやけど・いたずら対策とチャイルドロックをご覧ください。

Q. 冷水の温度は機種でどれくらい違いますか?

今回の範囲では**約4〜12℃**でした。下限が最も低いのはウォータースタンド ピュアライフLの4〜8℃、幅が広いのはアクアクララ アクアファブの5〜12℃です。ただし冷水は温水ほど用途で困る場面が少なく、優先度は温水より低いと考えて差し支えありません。


まとめ:こんな人におすすめ

  • 粉ミルクに使いたい → 通常モードならどの機種でも70℃以上を満たす。エコモード時の温度が公表されている機種だと安心(エブリィフレシャス・フレシャス)
  • **カップ麺も兼ねたい → 期待しすぎない。**90℃台の機種か再加熱機能つきを選び、時間は長めに
  • 普段は省エネ、たまに熱いお湯 → 再加熱(リヒート)機能つき(フレシャス Slat 約90℃)
  • 温度そのものを重視 → 90℃台が出る機種(ウォータースタンド ピュアライフL 約92℃、アイコンは3段階)
  • **お茶・コーヒーが中心 → 温度で悩む必要はほぼない。**料金と契約の縛りで選んでよい

ウォーターサーバーのお湯は、やかんの代わりにはならないが、70〜90℃を待たずに使えることが価値という道具です。ここを正しく理解しておけば、「思っていたのと違う」はかなり減らせます。

※料金・キャンペーン条件は執筆時点のものです(取得日:2026-08-01)。最新は各公式でご確認ください。

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