選び方・基礎知識

4人家族のウォーターサーバー|月48Lで比べる総額

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最終確認日:2026-09-04(エブリィフレシャスとクリクラの料金・契約条件を公式サイトで同日に再確認しました。その他の機種の数値は、当サイトのデータ台帳の取得日である2026-07-12時点のものです。金額はすべて税込)

※当サイトはいずれの機種も実機検証前です。本記事は各社公式サイトの公表情報と、当サイトの試算に基づいています。

一人暮らし向けの記事はたくさんあるのに、4人家族で調べ始めると急に情報が雑になります。「家族向けはこれ」と機種名が並ぶだけで、なぜその機種なのか、月にいくらになるのかが書かれていない。

理由ははっきりしています。4人家族は、ウォーターサーバー選びで唯一「使う量そのものが答えを変える」世帯だからです。一人暮らしなら月20Lで、どの方式を選んでも水代は知れています。ところが4人家族の目安は月48L前後。ここまで来ると、水代が量に比例する宅配水型と、いくら使っても月額が変わらない浄水型とで、月に4,000円以上、年間で5万円を超える差がつきます。

この記事では、その差を当サイトのデータ台帳から具体的に試算し、契約の縛りまで含めて4人家族の現実的な選び方を整理します。


まず結論:4人家族は「量に比例するか」で先に絞る

先に要点を書きます。

  • 4人家族の目安は月48L前後(12Lボトルで4本)。料理にも使うなら月60L(5本)まで増える
  • この量で試算すると、宅配水型は月7,900円〜9,000円台、浄水型は月2,900円〜3,800円台。差は月4,000円以上になる
  • しかも使う量が増えるほど差は開く。宅配水型は水代が量に比例するのに対し、浄水型の月額は使用量が変わっても動かない(+水道代)
  • ただし浄水型は水道水が原水。天然水の銘柄や採水地を選びたい家庭には向かない
  • そしてもう一つの分かれ道が契約の縛り。安いプランほど最低利用期間が長く、解約金が高い傾向がある

つまり4人家族は「人気ランキングの1位」ではなく、**「その量を使い続ける前提で総額がどうなるか」→「途中でやめられるか」**の順で見るのが合理的です。順に見ていきます。


4人家族は月に何L使うのか

まず量の前提を固めます。当サイトのウォーターサーバーの水は月何L必要?家族人数別の目安で整理したとおり、飲用中心なら大人1人あたり月20L前後が出発点です。

4人家族の目安は次のようになります。

使い方月の使用量の目安12Lボトル換算
飲用中心(大人2+子ども2)月48L前後4本
飲用+料理・炊飯にも使う月60L前後5本
上記+赤ちゃんのミルクがある月72L以上6本以上

※目安は各社公式コラム等をもとにした概算で、実際の量はライフスタイルで大きく変わります。赤ちゃんのミルクは1日約1L・月約30Lが目安とされます。

ここで押さえておきたいのは、4人家族はどう転んでも「たくさん使う世帯」だという点です。二人暮らしのように「余るか足りないかの境目」で迷う場面はほとんどありません(この境目の話は二人暮らしのウォーターサーバー|余らせない選び方と費用にまとめています)。

量が読めているということは、総額を先に計算できるということです。ここが4人家族の有利な点で、この記事の試算がそのまま判断材料になります。


月48Lで比べる月額トータル

当サイトのデータ台帳(src/data/servers.ts)に登録している機種を、月48L使う前提に置き直して並べます。

計算のルールは次のとおりです。

  • 月額トータル = 水代 + レンタル料 + 電気代(公式公表値)+ 加入必須のサポート料
  • 台帳は24L換算で記録しているため、宅配水型の水代は2倍にしています
  • 浄水型は水代0円のため、使用量が増えても月額は変わりません(別途水道代がかかります)

浄水型(水道水を注ぐタイプ・月48Lでも月額は同じ)

機種(プラン)レンタル料電気代(公表値)月額トータル
Locca litta(お得プラン・6年)2,380円587円2,967円
エブリィフレシャス tall3,300円401円〜3,701円〜
ウォータースタンド ピュアライフL(縛りなし)3,300円462円3,762円
ハミングウォーター flows3,300円475円3,775円

※いずれも別途水道代がかかります。レンタル料にはカートリッジ代・送料が含まれます(各社公表)。

宅配水型(ボトルが届くタイプ・月48L=12Lボトル4本)

機種(プラン)水代(48L分)レンタル料等電気代(公表値)月額トータル
アクアクララ アクアファブ(2年割)6,480円サポート料1,430円公表なし7,910円+電気代
クリクラ(ベーシック・RO水)7,000円サポート460円523円〜535円約7,983円
フレシャス Slat(天然水)8,398円0円390円〜約8,788円
コスモウォーター smartプラス(天然水)8,208円0円709円約8,917円
プレミアムウォーター スリムサーバーIV(もっとPREMIUM)8,380円0円630円約9,010円

※アクアクララは電気代の月額公表値が公式サイトに見当たらないため、表では未計上(「未確認」扱い)としています。フレシャス Slatはレンタル料が前月3箱以上の注文で0円になるため、月48Lなら0円で計算しています。

同じ「4人家族で月48L」でも、いちばん安い浄水型(2,967円)といちばん高い宅配水型(約9,010円)で月6,043円、年間72,516円の差が出ます。現実的な比較として、宅配水の最安クラス(クリクラ 約7,983円)と浄水型の代表格(エブリィフレシャス tall 3,701円〜)で見ても、月4,282円・年51,384円の差です。

これは「浄水型が優れている」という話ではなく、水代が量に比例するかどうかという構造の違いがそのまま金額に出ているだけです。


量が増えるほど差が開く仕組み

4人家族にとって決定的なのは、この差が固定ではなく、使う量に応じて広がるという点です。料理に使い始めた、下の子がミルクを飲み始めた、夏になって麦茶をよく作る——そのたびに宅配水型だけ金額が上がります。

月の使用量クリクラ(RO水・宅配水)プレミアムウォーター(天然水・宅配水)エブリィフレシャス tall(浄水型)
月48L(4本)約7,983円約9,010円3,701円〜
月60L(5本)約9,733円約11,105円3,701円〜(変わらず)
月72L(6本)約11,483円約13,200円3,701円〜(変わらず)

※当サイトの試算。宅配水型の水代は24L換算の台帳値を比例計算しています。

月72Lまで増えると、宅配水型の天然水と浄水型の差は月9,000円超になります。年間では10万円を上回る計算です。

ただし、ここには2つの注意点があります。

  1. 電気代は各社の公表条件下の数値です。たとえばコスモウォーターの709円は「月12L×2本使用時」の条件で算出された公表値なので、月48L・72Lと使えば実際の電気代は上振れする可能性があります。これは浄水型も同じで、表の金額は「公表値をそのまま並べたもの」だと理解してください
  2. 浄水型は水道代が別にかかります。地域差はありますが、水道水は一般に1Lあたり0.2〜0.3円程度とされ、月72L使っても数十円のオーダーです。上の差額を覆すものではありませんが、月額に「+水道代」がつくことは明記しておきます

4人家族 | 月48L以上を使う世帯の選択

4人家族で浄水型と宅配水型はどう違うか

使う量が多い世帯ほど、費用と手間の差がはっきり出ます

量が増えたときの費用受け取りと置き場所水の種類の選べる範囲
浄水型(給水型) 水道水を注ぐ 月額固定・使用量で増えない(+水道代) ボトルが届かない・在庫の保管が不要 原水は水道水(採水地は選べない)
宅配水型(RO水) 純水タイプ 天然水より単価は低いが量に比例する × 月4〜6本の受け取りと保管が必要 ミネラルはほぼ含まれない(純水)
宅配水型(天然水) 採水地から配送 × 月48L→72Lで月額が約1.4倍になる試算 × 月4〜6本の受け取りと保管が必要 採水地・銘柄を選べる
  • ※浄水型の月額には水道代が含まれません(別途かかります)。
  • ※電気代は各社の公表条件下の数値です。使用量が増えると上振れする場合があります。
  • ※費用の試算は当サイトによるもので、実際の請求額を保証するものではありません。

みずくらべ

タイプそのものの違いをもっと基礎から知りたい方は、宅配水型と浄水型ウォーターサーバーの違い|タイプ選びの決定版ガイドを先に読むと、この先の判断がしやすくなります。


費用で選ぶなら浄水型が有力になる

ここまでの試算をまとめると、月48L以上を継続して使う4人家族では、費用面で浄水型が有力な選択肢になります。理由は単純で、家族が増えても使う量が増えても、月額が動かないからです。

浄水型の中で4人家族と相性がよいのは、タンク容量が大きく、床置きできるタイプです。卓上型は水を注ぐ回数が増えて手間になりやすく、家族人数が多いほど不利になります。

エブリィフレシャス tall は床置きタイプの給水型で、月額3,300円(税込)にカートリッジ代と送料が含まれ、初期費用と設置工事が不要であることを公式サイトで確認しています(2026-09-04確認)。

家族の人数分だけ水を使っても月額が変わらない設計は、まさに「量が読めていて、その量が多い」4人家族の条件に合います。

一方で、天然水そのものに価値を感じている家庭には浄水型は向きません。浄水型の原水はあくまで水道水で、採水地や硬度を選ぶことはできないからです。「子どもに天然水を飲ませたい」「産地で選びたい」という基準が最優先なら、費用差を承知のうえで宅配水型を選ぶのが正しい判断です。


費用の次に見るべきは「契約の縛り」

4人家族が見落としやすいのが、安い月額とセットになっている最低利用期間です。当サイトのデータ台帳から抜き出すと、こうなります。

機種(プラン)最低利用期間期間内解約の負担
クリクラ(ベーシック)なし解約違約金0円
ウォータースタンド ピュアライフL(縛りなし)なし0円
アクアクララ アクアファブ(2年割)2年途中解除料12,980円
ハミングウォーター flows2年引取手数料16,500円
コスモウォーター smartプラス2年引取手数料16,500円
エブリィフレシャス tall明示なし3年未満の解約で40,000円
フレシャス Slat(レンタル)3年40,000円
プレミアムウォーター スリムサーバーIV5年1年未満50,000円〜5年以上0円
Locca litta(お得プラン)6年1年未満60,000円〜6年以上0円

※出典は各社公式サイト。取得日はエブリィフレシャスとクリクラが2026-09-04、その他は2026-07-12です。

前の章で最安だった Locca litta(月2,967円)は最低利用期間6年・1年未満の解約金60,000円です。月額だけを見て選ぶと、ここを踏むことになります。

4人家族で考えるべきなのは、その家に何年住むかです。持ち家で子どもがまだ小さいなら6年の契約も現実的ですが、転勤の可能性がある、社宅にいる、数年内にマイホームを検討している——という段階なら、長期契約の割安プランは相性がよくありません。引っ越し自体は各社対応していますが、手続きと費用は発生します(ウォーターサーバーの引っ越し手続きにまとめました)。

判断の順番はこうです。

  1. 月48L以上を数年使い続ける見込みがあるか → あるなら浄水型が費用面で有力
  2. その家に3年以上住む見込みがあるか → 不透明なら縛りの短いプラン、または縛りなしから
  3. 天然水であることが譲れないか → 譲れないなら宅配水型(費用差は許容する)

なお、縛りなしの選択肢だけを比べたい場合は解約金なし・縛りなしウォーターサーバーおすすめにまとめてあります。


4人家族が見落としやすい注意点

費用と契約以外に、人数が多い世帯だけに効いてくるポイントがあります。

  • ボトルの保管場所:宅配水型で月4〜6本を頼むと、12Lボトルが常に数本ストックされます。1本あたり12kgで、置き場所は意外と圧迫されます
  • ボトル交換の頻度と重さ:月4〜6本ということは、週に1回以上ボトルを持ち上げる計算です。上部設置型だと12kgを胸の高さまで持ち上げることになります(ボトル交換がラクな機種の比較
  • チャイルドロック:子どもがいる世帯では温水のやけど対策が必須です。ロックの方式は機種で差があります(チャイルドロックとやけど対策
  • 給水型の補充回数:浄水型の給水型は自分でタンクに水道水を注ぎます。月48L以上使うなら、タンク容量が小さい卓上型は補充が頻繁になり、家族人数が多いほど負担になります

つまり浄水型を選ぶ場合も、**「大容量タンクの床置きタイプかどうか」**は必ず確認してください。


よくある質問(FAQ)

Q. 4人家族なら結局どっちが安いのですか?

月48L以上を継続して使う前提なら、当サイトの試算では浄水型のほうが月4,000円以上安くなります。使う量が増えるほど差は開きます。ただし浄水型は水道水が原水である点、水道代が別にかかる点、契約に縛りがある機種がある点を含めて判断してください。

Q. 宅配水型を選びたい場合、費用を抑える方法はありますか?

天然水よりRO水(純水)のほうが単価が低い傾向があります。当サイトの台帳でも、24L換算の水代はRO水のクリクラが3,500円、アクアクララが3,240円に対し、天然水のコスモウォーターは4,104円、プレミアムウォーターは4,190円です(取得日2026-07-12、クリクラは2026-09-04再確認)。水質の考え方の違いはRO水と天然水はどっちがいい?で整理しています。

Q. 赤ちゃんがいる場合も浄水型で問題ありませんか?

調乳に使えるかどうかは、機種の温度設定と各メーカーの案内によります。浄水型・宅配水型のどちらであっても、調乳温度や水質など安全に関わる点は必ずメーカー公式と公的機関の情報を確認してください。当サイトでは赤ちゃんのミルクにウォーターサーバーは使える?に出典つきで整理しています。

Q. 電気代は家族が多いと高くなりますか?

高くなる可能性があります。 各社が公表している電気代は「月24L使用時」「エコモード1日2回使用時」といった特定条件下の数値です。月48L・72Lと使う4人家族の実際の電気代は、公表値より上振れすると考えておくのが安全です。この記事の表は公表値をそのまま並べたもので、実測値ではありません。

Q. 途中で使う量が減ったらどうなりますか?

宅配水型は配送量を減らせますが、一定本数を下回るとレンタル料や休止手数料が発生する契約があります(例:クリクラは3か月でボトル6本未満だとサーバーレンタル料1,100円/月・公式サイトで2026-09-04確認)。浄水型は使用量が減っても月額は変わりません。詳しくはウォーターサーバーの水が余る|ノルマと休止手数料を比較をご覧ください。


まとめ:4人家族は「量が読める」から総額で選べる

4人家族は、ウォーターサーバー選びでいちばん条件がはっきりしている世帯です。月48L前後という量が読めているぶん、人気ランキングではなく総額で判断できます

  • 月48Lなら、宅配水型は月7,900円〜9,000円台、浄水型は月2,900円〜3,800円台(当サイト試算)
  • 使う量が増えるほど差は開き、月72Lでは月9,000円超の差になる試算
  • ただし浄水型は水道水が原水で、水道代が別。天然水を選びたい家庭には向かない
  • 月額の安さは最低利用期間とセット。その家に何年住むかを先に決める

「使う量が多い」「その量が今後も続く」「3年以上は同じ家に住む」——この3つが揃うなら、浄水型が費用面でもっとも合理的な選択になります。

※料金・キャンペーン条件は執筆時点のものです(取得日:エブリィフレシャス・クリクラは2026-09-04、その他の機種は2026-07-12)。最新は各公式サイトでご確認ください。

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