料金・電気代

ウォーターサーバーのエコモード|電気代は月86〜135円下がる

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「エコモードを使えば電気代が半分になる」という説明を見かけます。ところが各社の公式サイトを当たると、通常時とエコモード時の金額を両方出している機種はごくわずかです。片方しか出ていなければ、下がる額は検算できません。

当サイトの機種データベースにある27プランのうち、両方の金額を公表しているのは5プランでした。この記事で分かることは3点です。

  • エコモードで下がる額は月86〜135円(5プランの公式公表値・年1,032〜1,620円)
  • 各社が広告に出す「安い電気代」の多くはすでにエコモード前提の数字
  • 電気代の機種差は月390円〜1,060円で、エコモードの差の5倍以上

※本記事は各社公式サイトの公表値だけを使っています(実機検証前)。当サイトは電力量計での実測をしていないため、実測データは載せていません。数値の取得日は表に併記します。

エコモードで下がるのは月86〜135円

結論の数字を先に出します。通常時とエコモード時を両方公表している5プランで、差額は月86円から135円の範囲に収まりました。中央値は118円です。

機種(プラン)通常時エコモード時差額/月年換算取得日
ネイフィールウォーター Smartプラス約609円約474円135円1,620円2026-08-29
Locca Slim-RⅡ約692円約571円121円1,452円2026-09-06
Locca litta約587円約469円118円1,416円2026-07-12
プレミアムウォーター スリムサーバーIV約630円約520円110円1,320円2026-07-12
プレミアムウォーター famfit2約669円約583円86円1,032円2026-09-11

削減率にすると13〜22%です。「半分になる」という説明とは開きがあります。

年に直すと1,000円台の節約です。金額としては小さくありませんが、サーバー選びをやり直すほどの差ではありません。エコモードは「使える機種なら使う」程度の位置づけになります。

通常時とエコ時の両方を公表する5プラン

上の表に入った5プランは、公式サイトに通常使用時とエコモード使用時の月額が並んで書かれています。算出条件も公表されているものが多く、内訳を確認できます。

  • プレミアムウォーター系(スリムサーバーIV・famfit2):温水冷水それぞれ600cc/日・月36L使用・27円/kWhで算出(famfit2)。スリムサーバーIVはJDSA基準(1804)による公表値
  • Locca系(litta・Slim-RⅡ):Slim-RⅡは通常が月25.63kWh・エコが月21.14kWhと、消費電力量まで公表されている
  • ネイフィールウォーター Smartプラス:474円の算出前提は119.91円/kWh(2019年8月27日時点・東京電力 従量電灯B)

ネイフィールウォーターだけは注意が必要な点があります。同社の乗り換えページには487円・609円・1,218円という別系統の公表値もあり、その前提は21.35円/kWh(2012年5月の関西電力料金基準)です。社内で数値がそろっておらず、どれを信じるかで印象が変わります(2026-08-29取得)。

公表値の多くはすでにエコモード前提

ここが本題です。各社が機種ページに出している電気代は、大半がエコモード使用時の数字でした。通常時の金額は書かれていません。

機種公表値明記されている条件取得日
フレシャス Slat約390円/月〜エコ機能使用時・自社調べ2026-07-12
エブリィフレシャス tall約401円/月〜SLEEP/ECO機能使用時2026-07-12
フレシャス dewo ii約420円/月〜3つの省エネ機能使用時2026-09-05
ウォータースタンド ピュアライフL約462円/月節電モードLv2・冷水18L温水18L使用時2026-07-12
オーケンウォーター スマートプラス約474円/月エコモード1日2回使用時2026-08-28
ハミングウォーター flows約475円/月エコモード1日2回使用・温水12L冷水18L常温30L/月2026-07-12
フレシャス dewo mini約600円/月〜エコ機能使用時・自社調べ2026-09-08
エブリィフレシャス lite約623円/月〜SLEEP/ECO機能使用時・自社調べ2026-09-12
コスモウォーター smartプラス約709円/月エコモード1日2回使用・月12L×2本使用・29.80円/kWh2026-07-12

読み方が変わります。エコモードをONにしてやっと公表値どおりになるのであって、公表値からさらに下がるわけではありません。エコモードを切って使えば、上の金額より高くなります。

エブリィフレシャスは公式に「省エネモードで最大約60%カット可能」と記載していますが、通常時の具体的な月額は非公表でした(2026-07-12取得)。60%という数字を金額で検算できません。

逆に、エコモードの記載自体が見つからない機種もあります。プレミアムウォーターのamadanaスタンダードサーバーは公表値が約1,060円/月で、公式機種ページの搭載機能欄にも電気代FAQにもエコモードの記載がありませんでした(2026-09-10取得)。

ウォーターサーバー | 電気代の公表のされ方

エコモードの数字は3タイプに分かれる

どのタイプかで「安く見える理由」が変わります

通常時の金額エコ時の金額削減額の検算
両方を公表 Locca・プレミアムウォーター等 計5プラン ○ 公表あり ○ 公表あり ○ 月86〜135円と算出できる
エコ時だけ公表 フレシャス・コスモウォーター等 × 非公表 ○ 公表あり × 検算できない
エコの記載なし amadanaスタンダードサーバー ○ 約1,060円 × 記載なし × 節電の余地が読めない
  • ※「エコ時だけ公表」は電気代が高いという意味ではありません。むしろ公表値は安い部類で、エコモードを切ると公表値より高くなる、という読み方をします。
  • ※金額と条件は各社公式サイトの記載です(取得日は本文の表に併記)。

みずくらべ

機種差はエコモード差の5倍以上

電気代を下げたいなら、見るべきはエコモードより機種そのものです。当サイトが確認した公表値の幅は次のとおりでした。

  • もっとも安い:フレシャス Slat 約390円/月〜(エコ機能使用時・2026-07-12取得)
  • もっとも高い:プレミアムウォーター amadanaスタンダードサーバー 約1,060円/月(2026-09-10取得)

差は月670円です。エコモードの削減額(中央値118円)の5.7倍にあたります。年に直すと8,040円の差です。

浄水型に絞ると、**エブリィフレシャス tall が約401円/月〜**でもっとも安い部類でした。水代0円の浄水型で、月額トータルは約3,701円(+水道代)です。同シリーズの lite は電気代の公表値が約623円/月〜で、tall より222円高くなります。

同じシリーズでも機種で200円以上変わります。エコモードのON/OFFを気にするより、契約前に機種を選び直すほうが金額は動きます。機種ごとの公表値はウォーターサーバーの電気代の実際にも整理しています。

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電気代の公表値を単純比較できない理由

各社の公表値を横に並べる前に、算出の前提がそろっていないことを知っておく必要があります。前提が違えば金額も変わります。

事業者電力単価の前提
コスモウォーター29.80円/kWh
プレミアムウォーター・Locca27円/kWh
ネイフィールウォーター119.91円/kWh(2019年8月27日時点・東京電力 従量電灯B)
フレシャス・エブリィフレシャス非公表(自社調べ)
オーケンウォーター非公表

ネイフィールウォーターの119.91円/kWhは、他社の27〜29.80円/kWhと4倍以上の開きがあります。使用量の前提も、月36L・月24L・冷水18L温水18Lなど各社バラバラでした。

公表値は「同じ物差しで測った順位表」ではありません。数十円の差は前提の違いで簡単に逆転します。当サイトが機種差を語るときに390円と1,060円という大きな幅を使ったのは、そのためです。

エコモードで下がるのはお湯と冷水の温度

エコモードは魔法ではなく、温度を下げて消費電力を減らす仕組みです。金額だけを見ていると、使い勝手が落ちる点を見落とします。

フレシャス dewo ii の公式スペックでは、温度は次のように変わります(2026-09-05取得)。

  • 温水:通常80〜85℃ → エコモード時70〜75℃
  • 冷水:通常5〜10℃ → エコモード時10〜15℃

10℃前後の低下です。フレシャス dewo mini も温水が同じく70〜75℃になります(2026-09-08取得)。

影響が出やすいのは3つの場面です。

  1. カップ麺やインスタント食品:熱湯を前提とする商品では、70℃台だと表示どおりに仕上がらないことがあります
  2. 赤ちゃんの調乳:厚生労働省が公表するガイドライン(WHO・FAO共同)では、調乳に70℃以上のお湯を使うことが推奨されています。エコモード時の下限70〜75℃はその境目にあたるため、調乳の時間帯はエコモードを切る運用が現実的です。詳しくは赤ちゃんのミルクにウォーターサーバーは使える?にまとめています
  3. 夏場の冷水:10〜15℃は「よく冷えた水」ではありません

ウォーターサーバー | 電気代を下げる2つの手

エコモードを使うか機種を選び直すか

契約前と契約後で、取れる手段が変わります

下がる額(月)手間引き換えに失うもの
エコモードを使う 契約後でもできる △ 86〜135円 ○ ボタン操作のみ △ 温水と冷水の温度
電気代の安い機種を選ぶ 契約前だけ有利 ○ 最大670円の幅 △ 比較と申し込みが必要 ○ 契約前なら失うものはない
契約後に機種を乗り換える 解約金が発生しうる ○ 最大670円の幅 × 解約と再契約 × 解約金(機種により4万円台も)
  • ※「86〜135円」は通常時とエコ時を両方公表している5プランの公式公表値から算出した差額です。
  • ※解約金の金額は機種と契約時期で異なります。金額は必ず契約書面と公式サイトで確認してください。

みずくらべ

契約後に電気代だけを理由に乗り換えると、解約金で数年分の節約が消えます。電気代は契約前に決着させる項目です。

よくある質問

Q. エコモードは常にONにしておいてよいですか。

A. 温度の低下が生活に響かないなら、ONのままで問題ありません。調乳や熱湯を使う時間帯だけ切り替える使い方もできます。切り替え方法は機種で異なるため、取扱説明書を確認してください。

Q. エコモードで電気代が半分になると聞きました。

A. 通常時とエコ時を両方公表している5プランで計算すると、削減率は13〜22%でした。半分にはなりません。「最大約60%カット」と記載する事業者もありますが、通常時の月額が非公表のため当サイトでは検算できていません。

Q. エコモードのない機種は電気代が高いのですか。

A. 記載がない機種と電気代の高さは、必ずしも一致しません。ただし当サイトが確認した範囲では、エコモードの記載がないプレミアムウォーター amadanaスタンダードサーバーの公表値が約1,060円/月で、確認した中で最も高い金額でした(2026-09-10取得)。

Q. 電気代を抑えたいなら浄水型と宅配水型のどちらですか。

A. 電気代の公表値だけでは決まりません。確認した範囲での最安はフレシャス Slat(宅配水型・約390円/月〜)、浄水型ではエブリィフレシャス tall(約401円/月〜)でした。月額トータルは水代の有無で大きく変わるため、電気代単独ではなく総額で比べてください。

Q. 公表値どおりの電気代になりますか。

A. なりません。公表値は特定の使用量・気温・電力単価を前提にした目安です。当サイトは実機での電力測定をしていないため、実測との差は確認できていません。

まとめ

  • エコモードで下がる額は月86〜135円(両方の金額を公表している5プランの公式公表値)。削減率は13〜22%
  • 各社が出す「安い電気代」の多くはすでにエコモード前提。ONにして公表値どおりになる
  • 電気代の機種差は約390円〜1,060円で、エコモードの差の5倍以上
  • 算出前提の電力単価は27円〜119.91円/kWhとバラバラで、数十円の差は比較の意味を持たない
  • エコモード時は温水が70〜75℃まで下がる機種がある。調乳や熱湯を使う場面では切り替えを検討する

※料金・キャンペーン条件は執筆時点のものです(取得日:本文の各表に併記・最終確認日 2026-09-13)。最新は各公式でご確認ください。

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